腎臓病には色々な種類があるのですが、その中でも急性腎炎について、お話ししたいと思います。病名に急性とあるのですから、突然、腎臓の病気になってしまうということは、容易に想像できることでしょう。何らかの原因で腎臓の糸球体に炎症が起こることにより、急に腎臓の機能の低下が起こってしまうのです。そして、それによって、血尿、タンパク尿、尿量の低下、むくみ、高血圧、頭痛、全身倦怠感などの症状が現れます。急性なので、その症状は激しいことが多いです。特に、血尿は素人が見ても明らかに血尿だと分かるような赤褐色の場合も多いです。急性腎炎が起こる原因としては、細菌感染症によるものがほとんどだといわれています。その中でも多いのが、溶血性連鎖球菌の感染です。喉の痛みを伴うような上気道への感染が起こった後に、急性腎炎を発症するパターンが多いです。また、急性腎炎は成人よりも小児に起こりやすいのも特徴の一つでしょう。溶血性連鎖球菌の感染後による急性腎炎は、完治しやすいと言われています。急性腎炎の治療としては、以下のことが挙げられます。 ・出来るだけ安静を保つ。 特に急性期で、腎機能の低下が認められるうちは安静にすることが大切です。重症の場合には入院します。 ・薬物療法を行う。 必要に応じて、利尿剤や降圧剤、抗菌薬などを使用します。 ・食事療法を行う。 塩分やタンパク質、カリウム、水分の摂取制限を行います。 通常は数ヶ月もあれば、治ることが多いです。しかし、しばらくは定期的に尿検査を受ける必要がありますー